CosmosJapanのブログ

Cosmosについてガチ解説していくブログです

Cosmosの進捗状況 -(超すごい)コミュニティーアップデート 5月ver.

この記事は、「Latest in Cosmos — (Critical) Community Update, May」の和訳です。Yu Kimuraさん、AsaiKenさんに翻訳して頂いたものを、一部編集して掲載しました。

ローンチ後に何が待ち受けているのか、そしてオンチェーンガバナンスにどう備えるのかについて

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2018年 5月 29日

親愛なるCosmonautsたち

Cosumos Hubは今夏ローンチします。チームは実用最小限の最新の機能群を陸揚げすることに焦点を当てており、ますます完全版のテストネット完成に近づいています。初期のネットワークは機能群が限定されており、追加的な機能はオンチェーンガバナンスメカニズムからの承認を伴って時間の経過につれて出てくるでしょう。Atom保有者コミュニティがネットワークの目標、方向性を決めてくれることを心待ちにしています。自ら参加したいという方がいれば、テストネットに参加することがかかわりを始める絶好の場所です。


テストネットに参加する: Cosmos Testnet


長いので端折ると

  • 初期のネットワークはステーキング、委任、ガバナンスをサポートします。

  • トークン送信はいずれ実装されますがローンチ時では使えません。ネットワークが安定した後に"switch"パラメータを経由したガバナンスによって有効化されます。

  • IBCはローンチ時には実装されていません。IBCが十分に実装されてテストされた後、SoftwareUpgradeProposalを経由したガバナンスによって有効化されます。

  • Photonハードスプーンはガバナンスによって有効化されます。おそらく2018年末か2019年初期です。

  • 私たちは、サードパーティと迅速に統合するための、CosmosSDKを利用したアプリケーション固有のブロックチェーン(dAppzone)から派生したトークンのためのInterchain Standardを公開しようとしています。

ローンチへのカウントダウン

フェーズ1 メインネットのローンチ
開始

当初は、ネットワークは不安定でなにか問題が発生する可能性があります。バリデーターが問題を察知した時、ネットワークが停止することは避けられまず、それが破局的な問題になる可能性もあります。そのとき、プラットフォームを初期状態にロールバックする必要性が生じます。
概算では、ネットワークが安定するまで数週間から数か月かかると予想されています。


重要点:


  • ステーキング、没収、ガバナンスなどの機能はSDKのモジュールとしてローンチされる際に利用可能となります。

  • フェーズ1の前にテストネットに参加することを強くおすすめします。

  • フェーズ1の前に、デリゲーターはバリデーターリストをよく知り、Atomをステークする対象を決めるべきです。

  • フェーズ1の間、Atom保有者はステーキング、ステーキング解除、再ステーキングに慣れておくべきです。

フェーズ2 送信を可能に


ローンチ時にはAtomの送信は無効であることが示されています。これはAtomが投資参加者に分配されるが、Atom保有者ははじめはそれを動かせないことを意味します。これはつまり当分の間取引できないことを意味します

目的はネットワークの安定性を確立することと、Atomが送信可能になる前にバグを洗い出すことです。実際に送信を可能にするのは、ガバナンスによってなされます。


フェーズ3 IBCローンチ


Cosmos Networkの相互運用性機構、IBCプロトコルは使用策定の最終段階にあり、おおむね実装されています。
メインネットが安定したアロ、送信が可能になり、IBCは完成し、ZoneがCosmosHubにIBC接続を開始できるようにするためのソフトウェアアップグレードプロポーザル(SUP)がガバナンスによって行われます。
ワクワクしますね。


フェーズ1~3にかかわるGitHubのissueを参照することもできます。: Issue#1053 Atom保有者コミュニティに貢献する議論であれば何でも、issueへのコメントは歓迎です。


フェーズ4 EthermintとPhotonハードスプーン


Ethermint開発は現在も行われており、大規模な改修も行われます。以前のEthermintへのアプローチはABCIインターフェーズでgethをラップしたので、Tendermint上で実行することができました。提案された新バージョンのデザインでは、Cosmosスタックを既存のgethコードベースに押し込む代わりに、Ethermintはgethの低級コンポーネントを利用して、EVMとEthereumのトランザクションセマンティクスをCosmos SDK内のモジュールとして提供します。 この新デザインの初期実装は2018年Q4を目標にしています。

Ethermint README: Issue#407


Photonについてなにをすべきかは、Atom保有者が投票で決定します。

  • PhotonをCosmosNetowrkにもってくるか否か。もしAtom保有者がPhotonをネットワークに導入すると決めれば、そうなります。

  • 毎ブロックいくらのPhotonが生成されるか

  • Photonの総供給量をいくらにするか。Photon供給量はEthereumネットワークのスナップショットのアカウントステートに依存しますが、ガバナンスでEtherに対する比率を決めます。

  • スナップショットをいつつくるか。

  • Photon供給の何パーセントがAtom保有者にいき、何パーセントがEtherホルダーにいくか。

アナウンスメント

Interchain Standards(ICS)の紹介


Cosmosは、Cosmos-SDKベースのトークンのためのInterchainStandards(ICS)を展開しています。SDKを利用して思うがままに実装することができます。広く暗号通貨エコシステム内のプラットフォームの統合が促進される、一般的なAPIの使用法から、様々なdAppzoneが得られる利点があります。

GitHubにおいて仕様と実装の進捗を追ってみてください: Interchain token Standard


公表: Cosmos Academy


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私たちは、分散アプリケーションに懐疑的な技術者、非ブロックチェーン開発者、暗号通貨のファンダメンタルを学びたい投資家の情報ギャップを埋めるために努力してきました。Cosmos Academyはまず、教育を普及させるための努力と、dAppzonesを構築するためのCosmos-SDKまたはLotionJSアプリケーションフレームワークを使用する開発者のための実践的なガイダンスを提供します。この取り組みは現在進行形であり、時間の経過と共に進化するでしょう。アカデミーは、ミートアップ、ワークショップ、バーチャルQ&Aセッションなど、さまざまな形態をとることができます。私たちはまだ理想的な形式を追求し続けています。現在、BerkeleyのBlockgeeksとBlockchainと協力して、オンラインコースを展開しています。その後、組織内でコースを作成することができます。上記のコースでチェックインして、2014年第4四半期以降に利用可能になるかどうかを確認できます。


アカデミーのリソースは現在ここで集約されていますが、今のところ開発者向けの技術文書という形態です。

Cosmos Academy Website

ウェブサイト
この先週の週末、コスモスアカデミーミートアップを開催しました。コスモスアカデミーが成熟するにつれて、このプログラムをスケールアップ(そして視聴/音質を向上)させるつもりです。


Software Engineering Daily with Ethan Buchmanは、分散システムにおけるビザンチンフォールトトレランス性を初めて知った人の良き出発点です。

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Cosmos Academy Meetup: Tendermint 101での様子

コスモスネットワークのYouTubeチャンネルTendermint 101 Meetupを見てください。 中国の読者のため、qqにも同じビデオがあります。

最近の進展

Cosmos-SDKの新機能

Cosmos-SDKの最新リリースはこちらをご覧ください。

  • 料金

コスモスネットワーク上の取引は、他のブロックチェーン上のように手数料の対象となります。 コスモスネットワークには、2種類の料金があります。 第1は取引手数料であり、第2は委任手数料である。 コスモスネットワークは、単一のトークンモデルを使用する既存のブロックチェーンとは異なり、ガバナンスによって決定されたさまざまなトークンをホワイトリストに登録し、取引手数料としてfeeを受け取ります。 委託者は、これらの取引手数料の一部を、彼らの保有するatomシェアに比例して得ることができます。 検証者は委任者に手数料を請求することがあります。

料金支払いの詳細な調査とコスモスネットワークを運営する経済システムについては、このブログの記事を読んでください。

  • ガス計算

ガスコストは、費用がかかる計算上の取引迷惑行為を防ぐために、プロトコル内のスパム防止手段の2倍のコストをシミュレートして請求する方法です。 コスモスハブと下流のSDK開発者の両方が、余分な労力を費やすことなくデフォルトのガスコストを再利用する(または必要に応じて上乗せする)ために、コスモスSDKにガス会計を書いています。

  • ジェネシストランザクション

Genesisのトランザクションツールを使用すると、バリデーターノードへのアクセスを希望するユーザーは、資金調達者からのアトム割り当てを使用してアクセスできます。

  • リザーブプール

リザーブプールは、ガバナンスによって決定された共通財源に資金を供給するために、ネットワークで行われる取引手数料にネットワーク税を徴収した資金プールです。 リザーブプールからの資金は、コスモスネットワークのセキュリティ、効用、価値を高めるために使用される予定であり、ガバナンスシステムからの決定に基づいて配布されることもあります。

予備プールについての議論がここでされています: Issue#32.コミュニティへのコメントは大歓迎です。

  • ステーキング

基本ロジックはgaia-5000に上陸し、Voyagerのバックエンドで動作しています。

ステーキングの仕様

  • Bech32Cosmos形式

われわれはBitcoinのBech32形式の変種を導入して、人間が読める形式とエラー訂正形式のアドレスを提供しています。

GitHubでのIssueを表示する: Issue#1029.

テンダーミントの新機能

Tendermintの最新のリリース(changelogsあり)はここをご覧ください 。

  • BFT時間

Tendermintは、コンセンサスレベルで、分散化された、決定論的な、ビザンチンのフォールトトレラントなソースを提供することを目指しています。

BFT時間の仕様

  • 鍵管理システム(KMS)

検証の秘密鍵は常に安全な方法でアクセス可能である必要があります。 そのため、Tendermintバリデータ用のシンプルで安全なキー管理プラグインが実装されており、バリデータの署名に複数の異なるハードウェアバックエンドをサポートします。

参照: KMS

  • Sha256への移行

当社のソフトウェアスタックでは、RIPEMD160をSHA256に置き換えています。

  • トランザクションハッシュの計算方法の簡素化

アミノエンコード全体をハッシュするのではなく、基になるトランザクション情報のみをハッシュします。

  • 公開鍵認証にEd25519を使用する

私たちはもはやAminoが検証とアドレス計算のためにバリデータの公開鍵をエンコードすることはありません。

  • ライトクライアントの検証時間を改善するためのNextValidatorSetHashの追加

現在、バリデータセットが変更されると、古いバリデータセットは実際に新しいバリデータセットに直接署名する機会を得ることができません。 それらは新しいバリデーターセットにつながる変更にのみ署名するので、軽いクライアントが検証するのは難しくなります。 しかし、バリデータセットの変更を1ブロック遅延させ、ヘッダーにNextValSetHashを入れると、以前のバリデータセットは新しいバリデータセットのハッシュに署名するようになり、バリデータの検証プロセスの時間と労力が節約されます。

  • 今後の変更点

他にもいくつかの大きな変更点があり、すべてここで追跡できます: Issue#1568

新メンバー

Billy Rennekamp UI / UX開発者

ビリーはCosmos Hackatom2 Hackathonの勝者で、 アートワークインセンティブゲームを構築しました。 彼はソフトウェア開発者としてボイジャーのチームに加わり、コスモスハブのステークとガバナンスのためのユーザーインターフェースを開発しています。

Dev Ojha サマーインターン

Devは、暗号化のアプリケーションに焦点を当てた開発者です。 彼は現在、TendermintコンセンサスアルゴリズムでのBLS署名の使用に加えて、Cosmosプラットフォームへの新規暗号の他のアプリケーションの研究にも取り組んでいます。

Ismail Khoffi ソフトウェアエンジニア

Ismailは、10年以上のプロのプログラミング経験を持つソフトウェア&リサーチエンジニアです。 同氏は、エンタープライズウェブアプリケーションからブロックチェーンスケーラビリティフロンティアの学術研究プロトタイプの実装まで、幅広いプロジェクトに携わってきました。 Tendermintでは、 AminoIAVL + Merkleツリー、 Go-cryptoライブラリを含むバックエンドと "データベーススタック"を担当しています。

Jeremiah Andrews サマーインターン

Jeremiahは、メカニズム設計と暗号化の分野における研究者と開発者です。 彼は、スケーラブルで安全でプライベートな分散システムの構築に、上記の分野を適用することに重点をおいています。 彼は現在、TendermintコンセンサスアルゴリズムでのBLS署名の使用に加えて、Cosmosプラットフォームへの新規暗号の他のアプリケーションの研究にも取り組んでいます。

Michelle Leech コミュニケーションマネージャー

Michelleは、暗号化(例:ブロックチェーンと暗号化技術)、企業ID、アクセス管理、それからマシンtoマシン、ワイヤレス、銀行や支払いカードの技術などの市場を中心に、サイバーセキュリティ業界で5年以上の経験を持つバイリンガルなITマーケティング/セールスの専門家です。 彼女はマーケティング組織内での製品マーケティングからフィールドマーケティング、またコミュニケーションスペシャリストとしてさまざまな役割を果たしてきました。

5月のカンファレンスダイジェスト

Blockchain Week

www.youtube.com

左から順に、Chjango Unchained, Joseph Poon, Kelvin Fichter, Jae Kwon, Karl Floersch, Vitalik Buterin

De/2018

youtu.be

Adrian BrinkがシンガポールでCosmosについてハイレベルなプレゼンをしました。

Edcon

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左から順に、 Zaki Manian, Adrian Brink, Jae Kwon, Sunny Aggarwal, Ethan Buchman

ブロックチェーン業界の女性のリーダー, TrustToken

セキュリティ責任者であるJessy Irwin氏は、法律、財務、成長とマーケティング、およびエンジニアリングで働く女性の仕事、経験、業績を展示した5月1日のTrustTokenの Women's Leaders in Blockchainのパネルで講演しました。

スペースレンジャーたち、また会いましょう

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End telemetry.

Zaki Manianに感謝を