CosmosJapanのブログ

Cosmosについてガチ解説していくブログです

Cosmos Hubとは何か?

この記事は、「The Cosmos Hub 」の和訳です。Tomoya Ishizakiさんに翻訳して頂いたものを、一部編集して掲載しました。

「Cosmos Hub」は、Cosmos Network初のブロックチェーンです。 Cosmos Hubでは、Zoneを「IBC (inter-blockchain communication) 」という新しいプロトコルを用いてComos Hubと接続することで、各Zoneのトークンの合計数を記録できます。 接続されたZone間のやり取りは全てCosmos Hubを経由するため、liquid exchangeや信頼できる第三者を必要とせずあるZoneから別のZoneへトークンを迅速かつ安全に送信することが可能です。

さらに、Cosmos Hubはパブリック・プライベートなど、どんな種類のZoneであってもそれぞれのZoneがIBCに対応している限り接続することができます。 TendermintベースのZoneは最初からIBC互換を持っていますが、Bitcoin・Ethereum・ZeroCash・CryptoNoteなど、その他のどんな暗号通貨やスクリプト言語のコンセンサスアルゴリズムであってもCosmos Hubを使用することが可能です。 また、「Atom」はCosmos Hubの基軸トークンです。 Atomを保有することでComos Hubのガバナンスに参加するための権利を得ることが可能になります。

Proof-of-Stake(プルーフ・オブ・ステーク)

Cosmosのブロックチェーンネットワークは新しいブロックのコミットを担当する一連のValidatorによって保護されています。 Bitcoinなどで使用されているProof-of-Workシステムでは、Validatorのことをマイナーといい、あるマイナーが次のブロックを生成できる確率はその計算能力に比例します。 一方、Comos Hubではバリデータのネットワークにおける経済的持分(ステーク)に依存するコンセンサスアルゴリズム「Proof-of-Stake」を採用しています。

Atom(アトム)

Validatorがブロックを生成する代表者として選択される頻度は、ステークされた「Atom」の数に比例します。 Atomは、Validator自体、または「Delegator(デリゲーター)」と呼ばれるAtom所有者の委託によってロックアップされます。 ValidatorによってロックされたAtomとDelegatorによって委任されたAtomの合計のことをステークといい、AtomはCosmos Hub唯一のステークトークンとして機能します。 Atomをロックアップする見返りとして、DelegatorはAtomによるブロックの生成報酬とPhotonによる取引手数料を得ることができます。 ロックしたAtomを回収したい場合は、3週間期間を待つ必要があります。

Photon(フォトン)

AtomはCosmos Hub上に結合するようにして設計されています。 Atomはその特性から、取引手数料の支払いや、Cosmosエコシステム内の他のゾーンに移動するのには適していません。 そこでCosmosでは、Atomよりもはるかに大きな流動性と速度を持つPhotonをFee Token(手数料用のトークン)として使用しています。 PhotonはAtomに次いでCosmos Hosのホワイトリストに登録された2番目のFee Tokenで、Hubに接続されているすべてのZoneを移動することができます。

Hard Spoon(ハードスプーン)

Hard Spoon(ハードスプーン)は、既存の通貨の残高を複製することによって、新しい通貨を発行するものです。 EthermintではEthereumのアカウント残高を複製することでHard Spoonを行っています。 ETH所有者のコインはHard SpoonしたEVMゾーンで複製され、Ethermint内のFee Token(Photon)として払い戻すことができます。

ローンチ後、Atom保有者は以下のような項目に投票することができます。

  • Hard Spoonをするかどうか

  • いつスナップショットするか

  • どのようにPhotonを分散させるか

Validators(バリデーター)

Cosmos HubのValidator(バリデーター)は、ブロックチェーンに追加するトランザクションブロックを作成する責任があります。 Validatorを実行することは自明ではなく、技術的な知識とハードウェアへの投資が必要です。 また、Cosmos Hubが構築されているコンセンサスエンジンであるTendermintが動作するためにバリデータの数を制限する必要があり、Validatorの数は100に固定されています。 Validatorになる意思を宣言したアドレスのうち最も多くのステークを持つ上位100のアドレスだけがValidatorとなり、その他のほとんどのAtom保有者はValidatorになることはできません。 その他はDelegatorとなり、Validator候補のうち誰がValidatorになるかを決定することに参加します。 もしあなたがValidatorになることに興味があれば、こちらをご覧ください。

Delegators(デリゲーター)

Validatorオペレーションを実行できない、または実行したくない場合はDelegator(デリゲーター)としてステーキングプロセスに参加することができます。 Validatorは自分のステークに基づいて選出されるのではなく、自分のステークとDelegatorによるステークの合計に基づいて選出されます。 もしあなたがAtomをValidatorにステークして収益を得ることに興味がある場合、またDelegatorについてもっと知りたい場合は、こちらをご覧ください。